ホーム > 追いだき配管とは
追いだき機能がついているお風呂には大きく分けて、一つ穴式と二つ穴式があります。
基本的には、どちらも追いだき配管が給湯器を通り、浴槽のお湯が加熱されて戻ってくるのですが、この配管の中が問題なのです。配管の中は、残り湯が溜まっていて、更にお掃除も行き届かない場所なだけに、雑菌の温床となっています。
さらには、2階に浴室がある、マンションなどは、この追いだき配管が長くなる傾向があり、ここが長いほど、雑菌の繁殖が多くなるのです。
ポイント 以下の場合は要注意!
2階に浴室がある戸建て住宅
マンション・アパートの浴室
入浴剤をよく使う
こんな方はご注意下さい。
追いだき配管内で繁殖する雑菌は、1種類ではありません。いずれも、体力が弱っている方がかかるような菌ではありますが、かかってしまったら大変です。
また、右表のような雑菌が、傷口から感染するケースも多く、抵抗力が弱っていない方でも、注意が必要です。
追いだき配管の雑菌には、いろんな種類があります。その一部をご紹介します。
大腸菌 | 本来は無害ですが、腸以外の臓器に侵入すると下痢や泌尿器の感染症などを起こすことがあり、ある種の大腸菌はヒトに下痢、腹痛などといった病気を起こすので注意が必要です。 |
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ブドウ球菌 | ブドウ球菌感染症の多くは皮膚で発症します。特に免疫力が低い赤ちゃんや授乳中の女性が感染しやすいといわれており、化膿性乳腺炎やとびひなどはこのブドウ球菌が原因です。 |
緑膿菌 | 大腸菌などと同じく抵抗力が落ちたときに感染します。人体に感染すると、呼吸器感染症や消火器感染症、尿路感染症などが発症し、感染した場合は非常に強い菌であるため相当の治療が必要です。 |
レジオネラ菌 | 抵抗力の低くなっている方(乳幼児・高齢者・病気の方など)にかかりやすく、緑膿菌などと同じく日和見感染症にあげられています。感染するとレジオネラ肺炎などを発症します。 |